忍者ブログ
ペインター ヤマグチオサムが想う 壁・色・インテリア
05 / 07 Tue 03:28 ×
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

11 / 05 Wed 15:27 #ペインター ヤマグチオサム ×
プラスターボードの壁をコンクリートのように、、金属を木材のように、、木枠をスチールのように、、鉄扉を亜鉛のように、、などなど、ある素材を違う材質にようにみせる、ということも度々ご依頼いただきます。
今回は、さらに難しいイメージの世界。
木製の家具、木目を活かしながら、イメージ写真とサンプルの端切れのような、布地のイメージで仕上げます。



サンプル板を作ってみました。
作成のポイントは、端切れサンプルの布地が角度によって光って色が白っぽく飛ぶので、ペイントでも同様の性質があるモノを使用しました。



サンプルは一発OKで、これで家具を塗ることになりましたので、また完成をアップしたいと思います。
テーブルなので(天板は特に)仕上げには、塗膜が非常に固くなるタイプの水性ウレタン樹脂クリアを、塗っては磨き塗っては磨きと3回ほど繰り返し、ツルツルに。クリアは艶の少ないものを使用して、高級感ある微妙な光沢を狙います。

通常の家具塗装では得られない独特な質感で、しかも耐久性・実用性も充分だと、デザイナー氏は喜んでくれました。
PR
10 / 31 Fri 18:46 #ペインター ヤマグチオサム ×
もともとはピカピカの金メッキの照明器具。
それをピンクに塗替えました。
仕上げに使用したのはカバードインペイントのメタレッスンファイン。



仕上げまでには結構手間がかかります。
サンドペーパーを使って多少表面の肌を荒らし、その上にプライマーを薄くスプレー、さらにピンクメタリックの発色を上げるために、ソリッドの赤をスプレーで下塗り。
そして、ようやくピンクのメタレッスンファインの仕上げです。



HVLP(ハイボリュームロープレッシャー)ガンを使って、薄く塗り重ねて仕上げていきます。
照明器具の曲面的デザインと、メタレッスンファインのキラキラ感がマッチして、美しいです。

家具や小物も、ペイントするだけで劇的に印象が変化するものですね。
10 / 24 Fri 18:54 #ペインター ヤマグチオサム ×
いわゆる「エイジングペイント」という技術があります。
塗装で経年を表現する手法の呼称ですが、某アミューズメントパーク建設時にアメリカ方式で行われたペイント技術を経験した業者が、その後、店舗内装などにも入るようになり、店舗内装業界にも広がっていきました。
ただ最近は、変わった塗装技術を一括りに「エイジング」と呼んでいる風潮もあり、プロの世界であってもやはり塗装、ペイントへの理解・認識の弱さを感じてしまいます。
スクエアミーターも店舗内装の現場では「エイジング屋さん」なんて呼ばれることもしばしば。
オリジナルのテクスチャを作ったり、デコレィティブに仕上げたり、いろんなテイストでやっているんですが。。

もっともっと強く発信していかなくては!と思います。

古く見せるにしても、ただ塗るだけでは足りない場合も多く、やはり大事なのは、、木だったら表面の肌感、壁なら表面のテクスチャだったりします。



この扉、内側は本物アンティークで、周りには新しい枠材を追加して作ってあります。
この枠をアンティークに合わせて古くするのですが、、、
今回はリアリティーを求められているので、用意するモノは、塗装の道具だけじゃありません。

ハンマー・クギ・金ヤスリなどなど、荒物を使ってアンティーク部分の古さに合わせて、表面や角の部分を荒らしていきます。それからようやく、仕上げにかかります。



こんな感じに出来上がりました。
10 / 02 Thu 19:13 #ペインター ヤマグチオサム ×
いいです!

店舗内装のテイストがあまりピッチッ!と固くない場合、こういった手描きのサインは全体デザインのプラスアルファ効果が高いと思います。



これは、スクエアミーターのショールーム入口の壁ですが、古い建物の雰囲気が随所に見られる中、カッティングシートなどでは得られないハンドメイド感がピッタリと、はまります。

高さ2.7メートルのドアには、部屋番号が記されています。ブラックダイアモンドがベースで、ゴールドの文字、ゴージャス仕様です。

09 / 22 Mon 21:14 #ペインター ヤマグチオサム ×


この床は、スクエアミーターのショールームの床。

元はPタイルであったものを、ハツって全て剥がして、、、

最近よくあるのは、Pタイルを貼る接着剤の痕を残したまま、クリアを塗って、という仕上げ。

しかし、常に新たなペイントの可能性を探るスクエアミータ。
そのままってわけには行きません。そこで、、、

グラインダーを使って、床にパターンを描いた後
以前から使っている、コンクリート床用浸透性塗料で着色
そして今回新入荷の、リチウム技術を使った最新テクノロジーを駆使して出来上がった
アメリカ製シーラーで表面をコーティング。
これまでは、水性ウレタンクリア等を使っていましたが、なにかと問題もあり
(衝撃には強いけど、引っ掻きやテープ剥離などに弱い)
これを使うことで今までの問題もクリアできました!

今後もテストを重ねて、実際の物件で奨めていこうと思います。
 
"ペインター ヤマグチオサム" WROTE ALL ARTICLES.
PRODUCED BY SHINOBI.JP @ SAMURAI FACTORY INC.